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健康と食品の解説

危険ハーブ、覚醒剤、麻薬

麻薬のルーツは麻黄(Ephedra sinica:エフェドラ)のアルカロイド エフェドラ・アルカロイドから作られた神経毒のエフェドリン(ephedrine)
エフェドラ・アルカロイドから作られた神経毒のエフェドリン(ephedrine)

フタマタマオウ(マンシュウマオウ):Ephedra distachya Linn 1.米国でも禁止されたエフェドラ(Ephedra)のサプリメント  米国では2004年4月から、エフェドラ(Ephedra)とエフェドラから抽出されるアルカロイド成分のエフェドリン(ephedrine)のサプリメントが、実質的に販売できなくなりました。 エフェドラは日本でマオウ(麻黄:Ephedra sinica STAPF )とよばれる生薬植物。 米国では2004年までは自由に製造販売されていましたが副作用の心臓血管病,心拍異常,けいれん発作,精神異常などが多発し、死亡者も出ていました。 米国の販売禁止は2004年2月にFDAにより制定された新規則が、2ヵ月間の猶予をおいて、4月8日から施行されたものです。 エフェドラは神経に作用する植物毒(アルカロイド)を含有します。 ダイエット効果(脳神経に働き、食欲不振になる)を期待するサプリメントが普及していましたが、性的享楽、ボディービルディング、エネルギー増強、花粉症対策などにも使用されていました。 永らく販売が自由であった米国でしたが、エフェドリンの服用量...
健康と食品の解説

脳神経変性疾患予防と改善に世界最強の薬膳スープ 西の横綱はタイ庶民のトムヤム・スープ
西の横綱はタイ庶民のトムヤム・スープ

脳神経変性疾患の急増と共に食生活の見直しが叫ばれていますが、栄養、消化吸収の良さから世界中で再評価されている健康料理が寄せ鍋料理。 地域特性やバリエーションが多い料理法ですが、近代化が進むとともにストレスが増えているアシァの都市生活者に再評価されているのが、西の横綱タイのトムヤム・スープと東の横綱ベトナムの花野菜カインチュア鍋。 美味しいこともあり、アジアの都市部に急増しているアルツハイマーなど脳神経変性疾患者の改善、予防の薬膳効果に人気が高まっています。 このコラムでは特にタイ・トムヤム・スープの使用天然食材を、代替材料を含めてご紹介しています。  薬膳効果を期待する方は、出来るだけ伝統の天然食材を使うようにしてください。 美味と健康増進を追及している方は、文中第3項のバイマックルーを入手すれば、入手困難な食材をかなり省いても酸味が効いた独特の香り豊かな「トムヤム・スープ」をお楽しみいただけます。 また専門店にはバイマックルーの香りが強い「トムヤム・ペースト」が安価で販売されています。 市販されている「トムヤム・ペースト」は美味なスープが作れますが、薬膳効果はそれほど期待できないでし...
世界の健康と食の安全ニュース

世界の生牡蠣市場を盛り上げる日本のマガキ: これであなたも生牡蠣博士第一話:日本の生牡蠣とノロウィルス:30年間生産量が増えない世界の牡蠣養殖の何故?
これであなたも生牡蠣博士第一話:日本の生牡蠣とノロウィルス:30年間生産量が増えない世界の牡蠣養殖の何故?

岩手県のマガキ.大震災の打撃から立ち直りつつあります。 生牡蠣なら宮城県を含めた三陸といわれる美味なマガキ。海岸に迫る緑と荒海から湾内への強い水流.牡蠣は豊饒な海で清浄に育ちます。誰もが美味しいという世界の牡蠣生産が30年間も増えない理由は? 1.生牡蠣産業の将来と慢性アレルギー患者が絶えない問題点. 生牡蠣産業はマニアックともいえる愛好者が世界中に多い割に、この30年間成長していません。 養殖海面の汚染による寄生虫やヘルペスの蔓延により各国の生産量が低下。 供給が細り、価格が高騰していることが最大原因と言われますが、ボディーブローのように効いているのがアレルギー発症者の増加。 新たな摂食者が現れれば、感染症発生患者がそれを帳消しにする。 一旦感染症が発症すればアレルギー症状が慢性となり、2度と食すことが出来なくなるのが特徴的です。 プラス・マイナスゼロ状態が30年間も続いている最大の理由であり、この問題を解決しなければ、世界の牡蠣産業は発展しないといえるでしょう。 1個の牡蠣には3万個の微生物が取り付いているといわれ、その種もノロウィルス(後述)、A型肝炎、腸炎ビブリオ菌、赤潮のプラ...
糖尿病のニュースと解説

健康寿命を延ばす若返り第2話 WHOが健康被害を招く合成甘味料のメタアナリシスを公開:異性化糖が腎疾患と老化を促進するAGEを産生
WHOが健康被害を招く合成甘味料のメタアナリシスを公開:異性化糖が腎疾患と老化を促進するAGEを産生

1.WHOが公表した合成甘味料の健康被害 6月12日の日経新聞夕刊は一面トップに三段抜きの見出しで「WHO 甘味料控えて」と意表を突く記事を掲載しました。 日経が掲載した記事の副タイトルは 「(人工甘味料)は低カロリー、体重管理に貢献せず」。 日経の記事はWHOが5月に発表した288件の関連研究を分析(メタアナリシス)した結果、「アスパルテーム、アセスルファムk、スクラロース、ステビアなどノンシュガーといわれる糖質系甘味料は肥満防止に3ヶ月以内ならば効果がみられることがあっても、6か月以上となると人工、天然に関わらず、肥満改善に寄与しないばかりか脳卒中など心血管疾患や各種生活習慣病誘発リスクの可能性が高まる」との忠告がベースです。 「WHO advises not to use non-sugar sweeteners for weight control in newly released guideline」 15 May 2023 advisesと柔らかい表現ですが、6か月以上の使用ではリスクありとの警告に近い内容が含まれています。 すでにフランスのINSERM(国立保健医学研究...
世界の健康と食の安全ニュース

長寿社会の勝ち組となるには(その16): 医者により廃人にされた腎不全患者:偽AI健康情報にご注意
医者により廃人にされた腎不全患者:偽AI健康情報にご注意

2016年11月の米国大統領選が終わり、世界規模で様々な話題が広がりましたがその一つがロシア発のフェイスブックによる偽情報の拡散。 選挙の結果に重要な影響を与えたといわれます。 時代を反映した事件ですが、日本でもスマホ、パソコンに大量の偽造健康情報が拡散している事件が摘発されました。 DeNAの経営する横浜スタジアム(HPより) DeNAのWELQに端を発した盗用健康情報や偽造健康情報の発覚は、サイバーエージェント、リクルートHD、ヤフー、KDDIが、同様な健康情報サイトをクローズする拡がりとなり、大量の偽造、盗用健康情報がネットに溢れていたことを国民が知るところとなりました。 政界、医学界にはよくあることでしょうが、健康産業界に偽造、盗用健康情報が流布されるとは先進国では類例を見ない、おかしな事件ですが、背景には省庁、大企業、学者、研究者などの権威を盲信する日本独特の土壌があります。 マスメディアのコンテンツ、有名人の推奨などに何の疑義も持たない純粋な国民性も企業の不正が蔓延(はびこる)原因でしょう。 1.双方向AIと一方向AI(Two way & One Way) 近年の情報操作を...
健康と食品の解説

カリフォルニア州が目指すアクリルアミド含有食品排除

1. 発がん性と生殖毒性を持つアクリルアミド 加工食品で注目される発がん物質は様々ですが、第6話のアクリルアミドは内外で劇物に指定されています。 重大性を案ずるノギボタニカルでは2002年以来、問題点をロハスケに提供し、度々その記事を改訂。 かなり詳細な内容となりました。 アクリルアミドの吸収は国際がん研究機関 (IARC:International Agency for Research on Cancer)が、発ガンの可能性が高い2A項目に分類。 ただし、がん発症に至る遺伝子変異には様々な原因があり、食品摂食からだけではありません。 また、食品のアクリルアミドが発がん物質と疑われても、それがどの加工食品によるものかを特定することは至難です。 アクリルアミドの毒性はこれまでの研究では、土建業などアクリルアミドを吸収または曝(さらさ)れていた人の神経障害や、雄の動物を用いた実験で、生殖機能障害が報告されています。 (精子中のプロタミン・タンパク質と特異的に結合)   2. 食品に発生するアクリルアミドの危険性 ポテトチップス、フライドポテト、ビスケットなど炭水化物を多く含む食材を高温で...
健康と食品の解説

健康寿命を延ばす若返り第4話: 水産、食肉加工品が添加する亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)
水産、食肉加工品が添加する亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)

コロナ禍が長かったために、健康問題は行政や病院、医師任せだった国民性が 変わったような気がします。 2020年は重症患者が多発して受け入れ医療施設や救急車までが満杯となり、 自宅待機中に死亡したケースが頻発したからでしょう。 日本の至れり尽くせりのこれまでの医療行政が 破綻したことで国民が自己努力、自己責任で自身の健康を維持することに 目覚めたことは不幸中の幸い。 「健康寿命を延ばす若返り」シリーズでは最大の敵を癌と見做しています。 「2人に1人が癌(がん)に罹り、3人に1人が亡くなっています」 とは統計を公表する、がん研究振興財団HPの書き出しですが 2人に1人ならば半数は罹らないということです。 その勝ち組を目指して癌の最大発症因となる食生活を改善しましょう。 健康寿命を延ばす若返り第4話:  1. 健康寿命を短命にする主役は癌(がん) 日本では大多数の方々の健康寿命はおおよそ72才位までといわれていますが、 「健康寿命を延ばす若返り」シリーズでは最大の敵を癌と見做しています。 遺伝子解析により医学がこれまでにない急発展をしている現在でもがん撲滅は 先が見通せないほどの難題。 一人...
健康と食品の解説

健康寿命を延ばす若返り第1話: 農水産生鮮食品の保健効能表示ができないわけ
農水産生鮮食品の保健効能表示ができないわけ

2022年4月の知床半島の遭難事件は悲しい出来事でした。 この事件に限らず、中国、韓国、フィリッピンなどアジア諸国では遊覧船、フェリー、遊漁船の事故が絶えません。 日本は世界有数の長い海岸線を持ちますが、地形に恵まれず、海運は後進国。 漁業や船舶運航のプロを除けば、海事の知識に疎い国民が多いのは不思議ではありません。 操縦の責任者、船舶管理者の義務は法で細かく決められていますから、若者は遊覧船の安全性に微塵も疑いを持たずに乗船したのでしょう。 知床の海難後に監督官庁は船の整備、操船者の義務などの再点検を全国に通達したようです。 法が機能していなかったことが明らかになったからです。 ただし、残念なことですが、監督省庁が検査や取り締まりを充実させるだけでは、違法業者の事故は防止できません。 監督対象が多数に対し担当官は少数。違法を見破るには利用者自身の海事知識が必要です。 海に囲まれた日本では海事知識の普及は命を護るための必修項目。 幼少から学校や各地域で、十分な経験がある大人が教える必要があります。 知床遊覧船遭難事件は多くの方々に、(異分野とはいえ)健康を維持し、護れるのは自分だけ、と...
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健康寿命を延ばす若返り第1話 農水産生鮮食品の保健効能表示ができないわけ
農水産生鮮食品の保健効能表示ができないわけ

2022年4月の知床半島の遭難事件は悲しい出来事でした。 この事件に限らず、中国、韓国、フィリッピンなどアジア諸国では遊覧船、フェリー、遊漁船の事故が絶えません。 日本は世界有数の長い海岸線を持ちますが、地形に恵まれず、海運は後進国。 漁業や船舶運航のプロを除けば、海事の知識に疎い国民が多いのは不思議ではありません。 操縦の責任者、船舶管理者の義務は法で細かく決められていますから、若者は遊覧船の安全性に微塵も疑いを持たずに乗船したのでしょう。 知床の海難後に監督官庁は船の整備、操船者の義務などの再点検を全国に通達したようです。 法が機能していなかったことが明らかになったからです。 ただし、残念なことですが、監督省庁が検査や取り締まりを充実させるだけでは、違法業者の事故は防止できません。 監督対象が多数に対し担当官は少数。違法を見破るには利用者自身の海事知識が必要です。 海に囲まれた日本では海事知識の普及は命を護るための必修項目。 幼少から学校や各地域で、十分な経験がある大人が教える必要があります。 知床遊覧船遭難事件は多くの方々に、(異分野とはいえ)健康を維持し、護れるのは自分だけ、と...
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アスリートのオピオイド系鎮痛剤乱用による腎不全多発 社会問題化するオピオイド系鎮痛剤蔓延
社会問題化するオピオイド系鎮痛剤蔓延

麻薬のルーツは麻黄(Ephedra sinica:エフェドラ)のアルカロイド エフェドラ・アルカロイドから作られた神経毒のエフェドリン(ephedrine) この記事はただいま工事中です。変更されることがあります。 1. 北京冬期オリンピックで露呈したロシア選手のドーピング疑惑 新型コロナ禍の中で無観客で開催強行された北京冬季オリンピック。 109種目もの競技があるためにピントが合わせにくい難がありましたが、若い選手の活躍や国際交流に世界が沸いた競技がいくつかあり、それなりの成果を上げて閉会しました。 残念なのは観る競技として人気の高いフィギュアスケートで後味の悪いドーピング疑惑が未解決のまま残ったことです。 今回摘発されたのは血管拡張に作用する*トリメタジジンだそうですが、プロ野球界やアマチュア・アスリート、一般市民にまで蔓延しているオピオイド系鎮痛剤は入手が容易だったために拡散が早く、各国で腎不全患者が急増し、日本でも社会問題化しています。 *トリメタジジン:狭心症、心筋梗塞などに使用される脂肪酸酸化阻害剤.血管を拡げ血流を改善させる。日本の商品は住友ファーマのバスタレルが中心の医...
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ワクチン接種義務化問題(その8): 体細胞炎症抑制がオミクロン株感染を防ぐ COVID19エンデミック時代を生き抜く知恵
体細胞炎症抑制がオミクロン株感染を防ぐ COVID19エンデミック時代を生き抜く知恵

「Fighting Inflamation」細胞炎症の抑制 COVID19エンデミック(endemic)時代を生き抜く健康長寿の鍵は万病の元となる細胞炎症をいかに防ぐかです。(ハーバード大医学部)   まん延防止等重点措置が全国の主要都市県に適用 緊急事態宣言とは差異があいまいですが、まん延防止等重点措置が主要都市、県に適用されました。 その根拠はオミクロン株感染者数の急増。 直近5日間の検査では陽性が毎日5万人/全国、を超えています。  ワクチンに効果がない現状では、エッセンシャルな仕事をしている方々が感染すると都市行政が混乱しますから、先進国の例を挙げての適用のようです。 米独仏など欧米政府の法改正までしての強圧的政策が、お手本といわれますが、いずれも、各国の現場では実態にそぐわないことが明らかになりつつあり、緩和策が進んでいます。 実態とはワクチンを何度接種しても効かないために、防御するのが著しく難しくなっていることです。 実際にオミクロン株はデルタ株と比べ、抗体逃避能力を持つ遺伝子に変異をしているスパイクがはるかに多数であり、人流を完璧に止めない限り簡単には防御できないほどの感...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

細胞老化と癌(その8 ):癌の増殖、転移を防ぐには: ミトコンドリアmtDNAの抗酸化 米国の億万長者は「終わりなき生命」研究に多額投資
ミトコンドリアmtDNAの抗酸化 米国の億万長者は「終わりなき生命」研究に多額投資

がん化遺伝子を正常遺伝子に交換する技術や、抗体をがん化遺伝子と戦う抗体のターゲットへの運び込み、一旦取りだして編集や強化後に元に戻す画期的な新薬や治療法が発表されるようになりましたが、癌(がん)はパターン化されない自在な動きを見せることがあり、重篤な副作用の発生が避けられません。 さらに問題なのはこれらの治療法は手間と費用がかかるうえに、海外に高額な特許料を支払うケースがほとんど。 だれもが完全征服できる時代はいつになるか、まだまだ道は険しいでしょう。 癌の遺伝子治療は高額になりますが、何十年と続く環境や毎日の*食生活、生活習慣に気配りする予防は治療費用と生活の質を考えればパフォーマンスが良く、納得できるでしょう。 *(発がん物質を避ける食生活は割高になります) 「癌は一日にして成らず」。 がん遺伝子が活性化するまでには人体の防御システムとの永い戦いがあります。 がん遺伝子が活性化する最大の原因は加齢ですが、中高年のすべてが発症しているわけではありません。 発症率は70代でも3人に1人くらい。未然に防いでいる方々がメジャーです。 発症メカニズムを学び、何十年と続く環境や、毎日の食生活、...
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遺伝子再集合と合併結合変異ウイルス時代の終焉

(3年前のイントロダクション) 2018年のインフルエンザの流行は日米でこれまでにない拡がりをみせています。 ウィルスの詳細な報告はありませんが、ワクチンが普及していることを考えれば、ウィルスが微妙な変異をしているとしか考えられません。 有力な抗ウィルス剤が開発されているために死者続出という事態にはなっていませんが現在の抗ウィルス剤が永遠とはいえません。 ウィルスとの戦いは続くと考えた方が無難でしょう。 インフルエンザウィルスはドリフトやシフトと呼ばれる様々な変異を起こしながら流行することが知られています。 ワクチンはそれまでの流行を参考に毎年予想ウィルス型を決めて製造されますがはずれも多々あります。 (現段階では)医薬品タミフルなどはその様々な変異に対応できる画期的な医薬品。 ウィルスが移動するための赤血球凝集素ノイラミニダーゼ(NA)を失効させて変異に対応しています。 タミフルやリレンザがノイラミニダーゼ(NA)阻害剤といわれる所以(ゆえん)です。 *合併結合変異ウイルス(reassortant)と呼ばれていた頃の記述です。 COVID-19時代は​、合併結合変異ウイルスが遺伝子再...
健康と食品の解説

グルタミナーゼ1の阻害がCOVID19の最強防御策

グルタミン代謝酵素グルタミナーゼ1の阻害 1. 対応策が見いだせないCOVID-19の変異株 新型コロナウィルス(COVID-19)の前例がない長期間にわたる感染の世界的な広がりで、変異株ウィルスに幾つもの新株や亜種が出現しています。 過去に前例がない事態となりましたが、異例づくしには世界中の叡智さえ、打つ手がない手詰まり状態。 人類の攻撃を避けながら、巧みに変化し続ける変異株。   変異株と呼ばれるのは異なる性格を持つからです。 正体に不明点が多々あり、重症感染者、死者など被災者数が極端に少なかった日本人が変異株に対面しても、これまでのように軽微な被害で済むのか、重症者、死者の割合が急増するのか見当がつきません。 欧米、ブラジル、フィリッピンなどに較べて軽症かもしれませんが武漢型に較べれば重症度が高くなることは避けられないでしょう。   現状では感染症対策の原点に帰り、体細胞の活性化により免疫力を強化して身を護るしかありません。 2. 長寿への意欲がCOVID-19変異株の最強防御策 37兆といわれる体細胞の2%(約7.4千億個)くらいが代謝を毎日繰り返してしている(らしい)人体。 ...
健康と食品の解説

ビタミンB¹で日清、日露戦争を勝利に導いた 高木兼寛海軍軍医総監

1945年8月15日の太平洋戦争終戦日。 75年後になった今も300万人以上が亡くなった戦争の傷跡は 多くの遺族、関係者の記憶から消し去ることが出来ません。 毎年のように8月15日前後にマスコミをにぎわせる様々な 議論と太平洋戦争実録の開示。 戦争の恐ろしさを体験した人も80才前後以上となり、実戦に参加した人は 95才を超えています。 正しい、公平な情報を後世に伝え、少しでも風化を遅らせる努力が 再発防止に役立つでしょう。 争いの最大原因ともいえる領土、資源の奪い合いはいまだに続きますが 戦いの主体となるのが軍隊。 科学の発達で軍隊の実態は大きく変わりつつありますが、 いつの時代にも多くの国で愚かな(おろか)政官の指導者によって 悪用されることが多いのが「軍隊」 これからも改憲や軍備を巡っての議論が続きますが、 「軍隊」の表裏を知ることは「戦争抑止」の一助となるでしょう ご紹介する事件は兵士の生死にかかわる明治時代の医学、栄養学が、 学問的な見地からの議論ではない、軍隊内の主導権争いに左右された事件。 現在の新コロナ・ウィルス(COVID-19)防疫に対する省庁と政界、経済界の論争に ...