
長寿社会の勝ち組になるには(その42): FDAがベルビーク(Belviq)抗肥満薬の発がん性に警告 限られた専門家のみが使用すべき医薬品
2020年の初場所であり、令和時代初となる大相撲が終わりましたが、コロコロ転がり、怪我をする力士が目立ち、横綱、大関など上位力士の欠場も相変わらずでした。けいこ不足を指摘する評論家もいますが、肉体的に筋肉と脂肪のバランスが取れていない体重過剰力士が多いようです。伝統的な過食による体重増加に加え、昨今の巷にはプロテインと称するアミノ酸やビタミン剤、中枢神経刺激剤など筋力や体重を増加させる薬物が溢れています。人工的に作り上げた体重と筋力のアンバランス。大陸の野生動物保護区では、水は補給することがあっても餌は補給しません。餌は野生の状態にしておかないと、肥満により病弱な動物となるからだそうです。技術が同じならば格闘技の強さは体重に比例しますから、人工的重量力士が増えるのも止むを得ないのでしょう。相変わらず変革できない砲台状の土俵が危険なのはわかりますが受け身の転がり方もできない人工的重量力士は、まさに軟弱な張り子の虎。医薬品やサプリメントで体重をコントロールすることの危険性を指摘している関係者にとって頭痛の種ですが、プロの大相撲はともかく、医薬品の乱用は青少年の健康に悪影響を与えています。1...