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感染症の海外ニュースと解説

感染症の海外ニュースと解説

英国BMJ誌が米FDAのcovid-19 vaccine副作用隠蔽疑惑を糾弾 隠されている重大副作用 (続)EUワクチン公聴会でファイザー社役員が内部告発
(続)EUワクチン公聴会でファイザー社役員が内部告発

先進国の都市部ではパンデミックが終息したはずですが、国土の広い国ではエンデミック状態が続いています。日本では第8波襲来やインフルエンザと新型コロナウィルスの同時発生、変異オミクロン・ウィルスの強毒化などが警告されていますが、御用学者以外のウィルス専門家が学問的に、これらを本気で予想しているとは考えられません。いまだに全国の感染者数、死者数が毎日報告されますが、感染力の強いオミクロン変異株が大部分のようですから、実際には報告の何倍もの感染者がいるはずです。海外例からみれば、死者が直接的にオミクロン変異株を主因とするとは、信じられませんが、ワクチン接種や医薬品、食品などを原因とするショック死が多いのではと推測しています。1. ファイザー社スモール女史がEU公聴会爆弾発言の弁明公聴会ではファイザー社(Pfizer)のスモール(Janine Small)女史( President of International Developed Markets)が質問をしたルース(Rob Roos)議員に、「ファイザー社のCOVID-19ワクチンが感染に対して予防効果があるという治験結果は偽り(嘘:lie...
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ワクチン接種義務化問題(その11) 収束近いオミクロン株: 余剰ワクチンは廃棄が正解
収束近いオミクロン株: 余剰ワクチンは廃棄が正解

1. 行動制限解除とオミクロン株の蔓延いまだに毎日メディアで報道される全国のSARS-CoV-2感染者数。「1日の感染者数が連続して20万人超え」「先進7か国で最大の1日感染者数」「医療機関、救急車がひっ迫」「オミクロン・ケンタウロス株(BA 2.75)は最強」「弱毒といわれるオミクロン株の変異により重症者、死者が?」「オミクロン変異種には、これまでのワクチンも有効ですから接種しましょう」報道は過激といっても良いほど危機感を煽っていますが、本当に異常な事態なのでしょうか。今回のSARS-CoV-2パンデミックでインド型などの強毒性ウィルス蔓延時には世界でも驚かれるほど被害が小さかった日本民族。強毒性ウィルスに感染しにくい遺伝子を持っている説は多くの学者が否定しませんが、オミクロンやその変異株は様々な民族の抗体から逃避する高度な術(能力:多様なスパイク変異)を持っており、日本民族も例外ではありません。サーズ2末期のウィルスとしては生き残りのための当然ともいえる変異であり、感染力が数十倍以上になっていてもおかしくありませんが、感染力と毒性は比例しません。ほとんどの先進国の都市部は集団免疫を...
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デルタクロン(Deltacron)とフルロナ(flurona) ジョークとみなして良いか?

1. デルタクロン(Deltacron)WHOは3月初めごろフランス北部のレンヌで検出したデルタ株とオミクロン株の混血といわれるデルタクロン(Deltacron:俗称)がブラジルで発見されたことに注目しています。デルタクロンはキプロス共和国(Republic of Cyprus)の大学教授が発見しSARS-CoV-2の変異株かどうかには懐疑的ながらも、真面目に発表した時の造語。造語の発想がジョークのようだと話題となっています。すでにいくつかの国で発見されているようですが、ブラジルが注目されるのは理由があります。 ブラジルはSARS-CoV-2が南アから英国にアルファ変異(B.1.1.7)として飛び火した時期に、別ルートで飛び火し(ガンマ変異:P1)、3千万人超の感染者を出した国。南アとは南大西洋を挟んだ対岸に位置しますが、これまでのガンマ変異株P1が蔓延したのは、ミナスゼライス州やサンパウロ州、リオデジャネイロ州など南部沿岸地帯。 デルタクロンは2020年のP1と異なりブラジルでも北部西海岸のパラー州(Estado do Pará)とアマパー州(Estado de Amapá)で発見さ...
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ワクチン接種義務化問題(その5 ) 新多重変異株​オミクロンへの対応: 日本人は慌てる必要が無い?しらす・さぶろう(オピニオン)
新多重変異株​オミクロンへの対応: 日本人は慌てる必要が無い?しらす・さぶろう(オピニオン)

11/28 6:00 News第2報から抜粋新コロナ多重変異ウィルス オミクロン(Omicron)南アフリカの100か所以上の地域で爆発している新多重変異株オミクロン(Omicron:血統コードネームB.1.1.529)ウィルスは、すでにEU諸国、北アフリカ、香港で発見されていますが、重症化性はいまだに不明.感染に関与するスパイクたんぱく質に、新たに30か所以上の変異が発見されていますから感染力は強いかもしれません。オミクロンは2020年末ごろに英国で話題となったN501Y変異ウィルスを含む変異株の血統ですが、拡大規模や重症化度、死亡者数の詳報は、いまだに届いていません。総数50か所を超える変異箇所が発見されている正体不明の新株だけに、世界の株式市場は敏感な反応を見せており、東京市場は暴落、NY市場は今年最大の暴落で韓国、香港なども大きな反応を見せています。ただし、変異箇所が多いとはいえ、感染力と重症化性は連動しませんから、WHOがVOC(懸念すべきウィルス)と指定したことには現地での反論も多いようです。以前にも感染力と重症化度を誇大に吹聴し、VOCを撤回したことがあるからです。 1....
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ワクチン接種義務化問題(その4 )​  ゲームチェンジャー(Game changer)はCovid-19経口治療薬 Covid-19ワクチンの落日と、夜明けを迎えた経口治療薬
ゲームチェンジャー(Game changer)はCovid-19経口治療薬 Covid-19ワクチンの落日と、夜明けを迎えた経口治療薬

1. 8月以降株価右肩下がりが続いていたファイザー社株式市場は先見性を持つといわれ企業評価の最大指標となりますが、米国NY 証券市場は2021年7月ごろよりCovid-19ワクチンの落日が近いことを予見。今年2021年の8月の最高値以来、ワクチン最大手ファイザー社の株価は右肩下がり。わずか2か月間で10%から15%の大幅下落を続けていました。世界のCovid-19ワクチン需要(有料分)は、すでに黄昏期(たそがれ)なのでしょう。 Covid-19ワクチンを製造している米国のモデルナ社も10月中旬ごろには今年最大幅といわれる22%の大幅下落。ファイザーのパートナーであるドイツのビオンテック社、米国のジョンソン&ジョンソン社などの株式も同期間に大幅下落しています。 2021年のファイザー社は独占的になっているワクチン販売により売り上げが2019年に比べ倍増の10兆円に近付いていますが、世界のCovid-19ワクチンは、すでに総人口に近い70億回分が製造されつつあるといわれ、巨利を生み出しているCovid-19ワクチンの継続性に関して市場では悲観的な見方が広がっていました。*ノギボタニカル、ロ...
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期待のモノクローナル抗体カクテル療法はVIP専用? 「カシリビマブ」「イムデビマブ」「ソトロビマブ」
「カシリビマブ」「イムデビマブ」「ソトロビマブ」

「カシリビマブ」「イムデビマブ」「ソトロビマブ」1. 誰に投与されたか、いまだに不明なモノクローナル抗体カクテル療法COVID変異株感染治療に抗体カクテル療法といわれるモノクローナル抗体の「カシリビマブ」と「イムデビマブ」(casirivimab/imdevimab)を混合した専用医薬品が2021年7月19日に特例承認され、中外製薬が日本における開発権および今後の独占的販売権をロシュ社より取得しています。 ところが、試験的な少量にせよ、すでに投与されているはずですが、いまだにその現場からの声が聞こえてきません。厚生労働省では第5項の参照に添付した(抜粋)保健所への通達のように「入院して点滴」などかなりハードルの高い要求をしていますから、危篤に近い重症者以外は入院が困難な現状では実施が難しい、というより一般人には不可能なのでしょう。公式な投与済み数や状況も公表されておらず、不思議な状態です。2. 早期投与が絶対条件のモノクローナル抗体カクテル療法昨年夏にリジェネロン社が開発し、ロシュがFDAより緊急特認された新薬は同じく中外製薬が販売するタミフルなどのように早期投与すれば、劇的な効果が期...
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​ワクチン接種義務化(その1) 蘇る(よみがえる)太平洋戦争時の悪夢
蘇る(よみがえる)太平洋戦争時の悪夢

各国ではワクチン皆接種を目指して強制接種の法を立案したり、接種しない人の社会活動を制限すべく、乗車制限、入場制限にワクチン証明書やパスポートなどを発行しています。形を変えていますが、これは義務化、強制化に等しいものです。アメリカ、ドイツのリーダーに密接しているワクチン・メーカーの暗躍が透けて見えます。​無症状感染者はワクチンを接種する、しないにかかわらず存在しています。非接種者は感染していなければ、他人への安全性は接種済者より高いといえます。すでにアルファ、ベータ株が過去のものとなり、現在の都市部は多重に変異株が集積したデルタ株が主役。アルファ株の強い感染力に免疫逃避ウィルスのL452Rが加わった血統のB.1.617.2と呼ばれて都市部を席巻しています。ワクチン非接種者がデルタ株に感染して、無症状で行動することは稀でしょう。ワクチン接種済者がデルタ株に感染して軽症ならば、その方が、より危険。他人に移す可能性は接種済者のほうがはるかに高いと言えます。ブレイクスルーした再感染者ならば、さらに危険です。*注釈は作業中です. 1. ファイザー社のCOVID-19ワクチン アメリカで正式承認20...
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ワクチン接種者の再感染がインド株(デルタ株)感染爆発を後押し

ノギボタニカルでは皆さまのたゆまぬ努力に少しでもお役にたてるよう情報収集に励みます。情報記事では、より詳細な情報を欲しい方が検索しやすいように出来得る限りキーワードの外来固有名詞の原語を添付しています。1. ワクチン接種者がインド株(デルタ株)感染爆発を後押し新型コロナウィルス感染が再爆発し、2週間足らずで感染者が一日10万人と倍増したアメリカは、感染者が多いフロリダやニューオーリンズ、テネシーなど南部州が、ワクチン後進州だからと解説していますが、それだけではないでしょう。というより、ワクチン接種済者の再感染が爆発的感染拡大を促進するとの懸念が現実化していると見る人が多くなっています。 7月に話題となり、8月の爆発的感染者増で信憑性(しんぴょうせい)が増したのは「ワクチン接種済み者が再感染し新株ウィルスをまき散らしている」との論文。 接種の勧誘文句で一番多いのが「感染する確率は未接種者と同じでも重症化率と死亡率がはるかに低くなる」ですが、注目されているのはワクチンを2回接種済みに関わらず、デルタなど新株に感染した人々が、軽症ゆえに三密を軽視。今回の再爆発の原因となっているだろうこと。 ...
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インド株(デルタ株)の免疫逃避ウィルスL452Rの脅威 窒素ガス(NO)でデルタ株+、ラムダ株を無能にする
窒素ガス(NO)でデルタ株+、ラムダ株を無能にする

インド株(デルタ株)の免疫逃避ウィルスL452Rを窒素ガス(NO)でを無能にする1. L452Rが特徴的なインド株2とインド株プラス現在ベトナム、インドネシア、韓国、日本など東アジアで急増している複合変異株はインド株2(デルタ株2:B.1.617.2)とインド株プラス(デルタ株・プラス)。すでに感染者の半数を超えているようです。東アジア人に脅威となっているデルタ株やデルタ+株に特徴的なのが、免疫逃避ウィルス(Immune escape virus)といわれるL452Rアミノ酸置換ウィルスが複合していること。東アジア人には、同じ免疫逃避ウィルスといわれるE484Q、K417Nをはるかに凌ぐ性能といわれます。渡来したインド株(デルタ株)の血統B.1.617.2の主要構成はL452R, E484Q,T478K, D614G, P681Rなどですが、インド株プラス(デルタ株+)には南アフリカ変異株に見られた免疫逃避ウィルスK417Nが加わり、さらに免疫逃避能力が増していると言われます。 再爆発が起きているインドや南アフリカ、イギリス、イスラエルのウィルス血統はカッパ株(インド株1:B.1.61...
世界の健康と食の安全ニュース

【新コロナで再発】100年間以上続く日本の人命軽視社会: 血統(leanage)で呼ぶべき変異株の新たな展開
血統(leanage)で呼ぶべき変異株の新たな展開

三密自粛策で表面上の感染者数は少なくなりましたが多くの地域では変異を繰り返した死亡率の高い新種株が大半を占めるようになりました。新コロナによる死者は総計1万数千人と世界的には少ない数ですが、狭い国ですから、身近に死者が発生した方も少なくないだろうと推察しています。中には重大な基礎疾患が無いにかかわらず、二度のワクチン接種後に死亡した不幸な方もいらっしゃいますが、大規模接種が始まり、1千万人を超える人々が接種済みとなっている段階でもワクチンの安全性、有効性に関する情報はごく限定的。緊急承認ワクチンは「走りながら良否の結果を得る治験」。治験続行が条件で多くのデータを集めているのですから、中間報告がほしいですね。1. 想像以上に複雑化している変異株武漢で蝙蝠ウィルス由来のサーズウィルス1世(2003年)が二次変異を起こし新ウィルス(COVID-19)が誕生してから、そろそろ20か月。あまりの広範囲な拡がりにより、予想外の長期戦となっていますが、それゆえに世界各地でウィルスの系統(血統)ルーツが大樹となって枝葉が繁茂している状態。ウィルスは感染者の体内で大小のアソートメント(混合)を繰り返し、...
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EC議会で暴露されたWHOと製薬会社のスキャンダル 2009年パンデミック(pandemic)の恐怖を煽ったWHO
2009年パンデミック(pandemic)の恐怖を煽ったWHO

ここで採り上げているのは2009年に日本の政治、経済と医学界が先進国の巨大製薬会社のシンジケートに振り回された事件。世界経済を破壊しかねない未曽有のパンデミックに苦戦する現在も、当時と変わらぬ状態ですが、10数年前の課題がいかに改善、進歩していないかに、お気づきになるでしょう。2009年のパンデミック宣言は豚インフルエンザ・パンデミック。ほとんどの日本人には知られていなかった人獣共通感染症の新株でした。WHOに危機を煽られた人々が、免疫細胞強化にブドウ・レスベラトロールに殺到。サーバーがパンクする騒動となりましたが、懐かしい記憶です。2009年パンデミック(pandemic)の恐怖を煽ったWHO1. 頭打ちになってきた先進諸国のワクチン接種昨年後半から始まったCOVID-19のワクチン接種は統計が信用できる先進国(米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、オーストラリア)に限れば、人口約7億人に対しすでに4億回以上が接種済み。一人当たり2回の接種とすれば2億人以上となります。(ロシアのスプートニックス、中国のシノバクスが南米、アジア、一部の中東、アフリカなどに、2億人分...
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COVIDワクチン製造に先行した ファイザーとアストラゼネガの明暗
ファイザーとアストラゼネガの明暗

免疫システムは個人差が激しく、ワクチンよる獲得免疫には落とし穴もあります。ワクチンを接種したことにより、COVID-19が発症したり、再感染で重篤な症状が出るケースも少なくありません。感染後の対症療法医薬品(鎮痛剤、ステロイド剤など)の投与による一時的な元気を、回復したと錯覚。直後に急悪化で突然死、は珍しくありません。ワクチンを免罪符と錯覚する健康人が陥りやすい罠(わな)です。ワクチンは切り札ですが、全能ではありません。懸念すべきは、これまで輸入されたワクチンとこれから輸入されるワクチンは武漢型COVID-19に対応したものであり、ここ半年で世に広まった多重変異ウィルス蔓延の時代に対応できる免疫が得られるかどうか、まだ情報がないことです。メーカーは交差免疫があると主張していますが、現実はどうでしょうか。ワクチン2回接種済みであっても再感染したという情報が数多くありますから安心はできません。自然免疫に期待できるよう、生活習慣を見直す健康生活が求められています。1. ​COVID-19ワクチン製造に先行したファイザー社とアストラゼネガ社の明暗COVID-19ワクチン接種が進みイギリス、米国...
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COVID-21C(SARS-CoV-2 Colony)時代の到来 遺伝子再集合で生まれた多重変異ウィルス蔓延の時代
遺伝子再集合で生まれた多重変異ウィルス蔓延の時代

1. COVID-21C(SARS-CoV-2 Colony)時代の到来2021年の春を待たずにCOVID-19(SARS-CoV-2)が大変異。慌てて武漢型のCOVID-19ワクチンを接種しても、役に立たない人が続出する可能性が懸念されています。ワクチン情報は相変わらずメーカー発が主。ワクチンを2回接種しても感染したというケースが珍しくないと各地から漏れ聞こえますが、正式な報道としてはあまり目につきません。関係医学者は、真実が伝わりにくくなっている現状を危惧していますが2009年の豚インフルエンザ・パンデミックの際に(実態は弱毒に関わらず)ビッグファーマが危機感を煽り、欧州疾病予防管理センター(ECDC)、WHOを巻き込んで事件となったことがあります。この事件は近日中に、このロハスケに掲載しますが世界の政治、経済に大きな影響を与える巨大製薬会社の企業行動は(当たり前ながら)自社ファーストであるということです。 ファイザー社のCEOが最近のインタビューで、「2021年夏にはCOVID-19ワクチンが変異株の蔓延(まんえん)で陳腐化するのでは」とのマスメディアの懸念を打ち消して「今回は3...
感染症の海外ニュースと解説

緊急需要対応ワクチンに「革新的新技術」は不要

1. 緊急承認ワクチンは限定使用が本来の目的2月17日から接種が始まったCOVID-19ワクチンは最初に日本に到着したビオンテック社(ファイザー)製の緊急承認ワクチン。世界初の「革新的新技術」を使用している開発途上のワクチンで、あくまでも大規模治験の延長線であることをメーカーも、購入した各国政府も納得して契約しています。緊急承認ワクチンは最終治験中のワクチンと理解すべきで、大量接種時のデータを緻密に分析して改良を加えていく段階のものです。 急を要するエッセンシャル・ワーカーはワクチン・メーカーを選ぶわけにはいきませんから接種を始めましたが、購入契約の詳細には触れず、あたかも完成品が届いたごとき政府広報が始まり、報道内容は今後の輸入スケジュールと数量の話ばかり。国民が不安に感じる副作用(副反応)は発熱、湿疹、アナフィラキシーなど身近でわかりやすい免疫反応の説明ばかり。海外で発生している死亡事故や重症となった反応などの踏み込んだ情報が広報からは一切ありません。 事故との因果関係追跡に時間がかかるのは当然ですが、学者、メディアなどを駆使して楽観論をまき散らすのは、これまで1年間の経緯に関心を...
世界の健康と食の安全ニュース

新コロナ時代に必須となった医学や医療の基礎常識

ワクチン接種は中国、ロシアを除く先進国合計でやっと5千万人くらいが終了したといわれます。日本政府は先行開発した3社に、国民の半数が接種すると仮定した必要量の3倍以上を発注し各社のワクチンを到着順に接種するとおもわれますが、開発コンセプトにかなりの違いがそれぞれあります。ともに開発後の日が浅く、治験中に等しい状態ですから、緊急を要するエッセンシャル・ワーカーは別として、急がない国民には選択肢を与えてくれると良いのですが。これほど感染規模が拡がり、新たな変異種が出現したのは未曾有のことであり、しばらくは新種の数が増え続けるでしょうから対応も厄介です。政府が国産を期待して多額な助成をしているワクチンは、いずれもメジャーではない外国技術の提携、導入です。治験中とはいえ、まだまだ実現には時間がかかるでしょう。3月ごろからは後発のJ&J、GSKなど技術の確かな大手が期待できますし、夏ごろには先行三社の新種対応型や接種法の改良型が出回る予想もありますので壊滅は難しいとしても、人類がウィルスの封じ込めに成功すると良いのですが。。基礎学問や製造技術で大幅に遅れている日本が世界に追いつくのは相当な時間が必...