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健康と食品の解説

健康と食品の解説

パーキンソン病の抑制と改善にブドウレスベラトロール

長寿社会の勝ち組になるには(その43): レスベラトロール摂取ならば小粒な種類を選びましょう ワイン用のカベルネ・ソービニオン種(未熟) 1. パーキンソン病は酸化ストレスによるミトコンドリアの不活性化と     オートファジー機能の崩壊 パーキンソン病(Parkinson's disease)は発症者が漸増するトレンドが続き、 平成の30年間に病院、診療所で受診した方だけでも、約8万人強から 16万人強へと倍増しています。 パーキンソン病、認知症など神経変性疾患を予防し、進行を抑制することは ノギボタニカル永年のテーマ。 質の高い健康長寿生活維持に大きな障害となるからです。 神経変性疾患の患者は酸化ストレスにより細胞内小器官ミトコンドリアの 活性が失速しています。 ミトコンドリアを活性化させるのは運動と食生活。 運動機能障害がある方は食生活への配慮が、より必要です。 またパーキンソン病(Parkinson's disease)は細胞が自然死する病です。 ノーベル賞を受賞した大隅栄誉教授の研究で脚光を浴びた オートファジー機能(autophagy)の崩壊が中高年のパーキンソン病、2型糖...
世界の健康と食の安全ニュース

コーヒーのクロロゲン酸とニコチンアミドの功罪

長寿社会の勝ち組になるには(その37): 2019年10月29日のNHKBSプレミアム午後6時。「美と若さの新常識」は コーヒーが美容と健康長寿に貢献することをわかりやすくまとめた番組でした。 コーヒーの主たる有用物質として取り上げたのはカフェイン、クロロゲン酸、ニコチン酸アミド。 ニコチン酸アミドはノギボタニカルが永らく情報収集してきた美容と長寿の補酵素。 ニュータイプのレスベに合剤した物質です。 解説したのは一般的なメディアに登場する学者達と異なり、 流石にNHK の番組といえる学究肌な本物の学者ばかり。 ただし、気になったのは、コーヒーの利点紹介に終始。 タイアップ企業関係者と思しき出演者も、ちらほら。 いわゆるステルスマーケッティングかもしれない展開を感じさせる内容でした。   1. コーヒー豆に含有されるクロロゲン酸 天然のクロロゲン酸はポリフェノールの一種として非常に優れた機能を持ち、 美肌、シミ防止、肥満防止、糖尿病などの抑制に優れた効能が疫学的に認められています。 ナス、ピーナッツ、ジャガイモ、ゴボウ、サツマイモなど身近な野菜に含まれますが コーヒー豆の含有量はとびぬけ...
世界の健康と食の安全ニュース

腸内細菌叢の共生崩壊をグルテンフリーで制御

「お腹を壊す」との表現も細菌の内外毒素やウィルスによる食中毒、 神経系の下痢など原因は様々ですが、最も多いのが日常的な食物やサプリメント、 医薬品による腸内微生物共生の破壊。 問題点は胃腸のトラブルをビジネスチャンスと捉え、様々な利益誘導の情報が メディアに溢れ、藁をもつかむ状態の人々を惑わすこと。 腸内微生物の共生破壊は微生物が産生する毒素により「お腹を壊す」だけで は終わらずに腎臓、肝臓、心血管、脳神経まで破壊する致死的な結末の 原因ともなります。 対策はメディア情報の良し悪しを自己責任で判断する知識を得ることです。 長寿社会の勝ち組となるには(その36): 1. プロスポーツ選手が実践するグルテンフリー プロ野球ジャイアンツのエース菅野投手が1か月半を超える体調不良の克服に 「ジョコ療法」を採り入れて回復し、久々の勝ち星を得たことが報道されています。 「ジョコ療法」とはプロテニス世界ナンバーワンのジョコビッチ選手が 採り入れている「グルテンフリー健康法」のこと。 最近では健康オタクのダルビッシュ有投手(在米)も薦めていると言われる 「グルテンフリー:gluten-free」とは。...
世界の健康と食の安全ニュース

トランプ大統領が火をつけた腎臓病治療の構造改革

長寿社会の勝ち組となるには(その34): 1. トランプ大統領の腎臓病治療法改善政策 7月10日にトランプ大統領が大統領令にサインした腎臓病治療法の見直し。 テーマの*新政策は、増え続ける膨大な血液透析費用の削減。 医療財政破綻に直面する先進諸国の苦悩を露わにしています。 *「Advancing American Kidney Health」 トランプ大統領の政策は概論の段階ですが、腎臓病を患っている国民の 治療選択肢を増やし究極では患者の負担を削減することが骨子。 改善策は 1.腎臓病を患う人の減少策 2.血液透析患者の減少策、 3.血液透析費用の削減。 米国には3,700万人の*慢性腎臓病患者が存在し、100万人超のdailysis(血液透析治療)が 実施されているといわれます。 *慢性腎臓病患者:Chronic kidney disease (CKD) 腎臓の血液透析(浄化)機能が60%くらい以下に低下している人 毎年の死亡者が約8万人に対し*新規血液透析治療者と予備軍が約10万人増加しています。 血液透析治療の成果により、死に直面する重症患者は約72万人強と低く抑えられ、 死因...
世界の健康と食の安全ニュース

「賢い子に育てる究極のコツ」その3 マアジ(真鯵)には養殖魚があります. 温暖化により北上する熱帯系メアジ、マルアジ

2016年11月の米国大統領選が終わり、世界規模で様々な話題が広がりましたが その一つがロシア発のフェイスブックによる偽情報の拡散。 選挙の結果に重要な影響を与えたといわれます。 時代を反映した事件ですが、日本でもスマホ、パソコンに大量の偽造健康情報が 拡散している事件が摘発されました。 DeNAの経営する横浜スタジアム(HPより) DeNAのWELQに端を発した 盗用健康情報や偽造健康情報の発覚は、 サイバーエージェント、 リクルートHD、ヤフー、KDDIが、 同様な健康情報サイトをクローズする拡がりとなり、 大量の偽造、盗用健康情報がネットに溢れていたことを 国民が知るところとなりました。 偽造、盗用健康情報が流布されるとは先進国では類例を見ない、 おかしな事件ですが背景には省庁、大企業、学者、研究者などの権威を盲信する 日本独特の土壌があります。 マスメディアのコンテンツ、有名人の推奨などに何の疑義も持たない純粋な国民性も 企業の不正が蔓延(はびこる)原因でしょう。 1.公平で信頼できる健康情報と危険な健康情報 マスメディアにあふれる一方的な劇場型商法を信じての誤った食生活が永続...
糖尿病のニュースと解説

透析に進行する前に腎疾患を改善する6つの正攻法

1. 誰もに可能性がある慢性腎臓疾患(CKD) 若いころから健康問題に無関心で暴飲暴食など生活習慣の乱れ、医薬品の乱用を 数十年間続けると、腎臓、肝臓疾患を発症するリスクが限りなく高くなることは 良く知られていますが、腎疾患患者はそんな人ばかりではありません。 腎疾患発症が増え続けている原因には日本の医療システムや食生活の社会構造的な 不備もありますから、年々増加して40万人に迫る血液透析、腹膜透析は、人道的にも国家の援助が 必要なケースがほとんどでしょう。 先天性の腎疾患を持つ児童も少なくありませんし、抗がん剤、糖尿病治療薬、高脂血、高血糖、 降圧剤、タミフルなどのインフルエンザ治療薬、水虫の経口治療薬、鎮痛剤など 腎臓疾患の最大のリスクファクターといわれる医薬品を必要としている人は数多く存在します。 たとえ慢性腎臓疾患(*CKD)の原因となるといわれようと医薬品を除外した医療は考えられません。  *CKD:cronicle kidney decease 2. 腎臓疾患患者の保護と救済は国家の大事業 国家は 腎臓疾患患者を手厚く保護する現在の健康保険システムを続けながら、予防医学を発...
健康と食品の解説

なぜ日本人には癌死が多い?:淡泊な食事と予防に無関心

河豚(ふぐ)の刺身やチリは和の心髄ともいえる料理ですが、一般的欧米人にはあまり評価されません. 毒への恐怖ばかりでなく、淡泊すぎるようです。 数百年を超えて伝わる伝統的和食の調理法は美しく、洗練されています。 これは河豚や鱧(はも)など高級食材料理や懐石料理など「おもてなし料理」ばかりでなく多くの方の実生活の食材調理も同様。 洗練は現代人の食事としては栄養価が低く、体力維持や保健効果を求めるには適切ではありません. 現代の欧米人や都会の若者は実用的に日本料理のアレンジを進め変化させています。 究極の洗練と視覚を楽しむ伝統食文化の継承という面は実際の食生活から遊離しているのでしょう. 1.国連の「世界ガンの日」:なぜ日本人には癌死が多い? 国連(WHO)は毎年の2月4日を「世界ガンの日:World Cancer Day」に制定しています。 国連によれば2018年の世界の癌による推定死亡者は約950万人。発症者1,800万人。 世界76億人口の中で先進諸国を除けば推計ですから、統計的には目安にすぎせんが、 意外に少ない感じがします。 世界で推計950万人の死亡者に対して日本は約35万人。 ...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

性ホルモン、ステロイドを合成する テルペノイド

性ホルモン、ステロイドを合成するトリテルぺンは 植物成分のテルペノイド(terpenoid) 1.テルペン(terpens)はテレピン油(turpentines) テルペンとは、植物の精油(essential oils)、植物樹脂(oleoresins)に含有されている、 炭素鎖構造(脂肪酸に特徴的な構造)を持つ二次代謝物質。 1700年代に松の精油(樹脂成分)より最初に発見され、 テレピン油(turpentines)が通称となりました。 テレピン油は絵の具混合用の精油として油絵を描く方に知られた樹脂精油です。 同じく針葉樹の精油(樹脂成分)より抽出されるバルサム油(balsams)も同様な成分です。 天然のバルサムは古くからレンズを張り合わせる材料でした。 合成樹脂の出現で駆逐されましたが、芳醇な香りはアロマテラピーの素材としても 愛されています。 良質な針葉樹系のテレピン油は、 ストラスブール・テルペン(Strasbourg turpentine)、ベニス・テルペン(Venice turpentine)、 ボルドー・テルペン(Bordeaux turpentine)、カナダ・バルサ...
糖尿病のニュースと解説

「鉄剤注射は肝腎を害し寿命を縮める」 

(まえがき) 学生スポーツに蔓延する「鉄剤注射」の危険性 非アルコール性脂肪性肝炎(ナッシュ:NASH)とは 血中酸素供給量は赤血球のヘモグロビンを構成する鉄分を別途供給することにより 増やすことが出来ます。 血中酸素供給量増は持久力の必要なマラソンなどのタイムを短縮できることが 知られていますが、肝臓、腎臓に蓄積していく鉄分の有害性は 命に関わるほど危険です。 2018年12月中旬になり、学生駅伝のランナーに半強制的に貧血治療用の医薬品である 「鉄剤注射」を強いる指導者や医師が、スポーツドクターらに再警告され マスコミ(読売新聞)の話題となりました。 学校の生徒募集促進や指導者ら自身の地位向上のためにNHKテレビなどで全国放送される 「駅伝」「陸上競技」などは宣伝効果が抜群で利用価値の高いスポーツ。 とはいえ、若いアスリートに減量を強い、栄養失調状態に追い打ちをかけるように高単位の「鉄剤注射」を強いることは肝臓、腎臓に大きなダメージを与え、早死にを促進する行為といえます。 すでに2016年に日本陸上競技連盟が「健康を害する行為」として警告をしており、朝日新聞がドーピング類似行為として...
健康と食品の解説

ブドウレスベラトロールが免疫細胞強化のカテリシジンを活性化

ブドウレスベラトロールが防御する微生物感染症: ブドウレスベラトロールが免疫細胞強化ペプチドのカテリシジンを活性化 1.カテリシジン(Cathelicidin;CAMP)を活性化させる化合物の探求 研究者らのターゲットは白血球などの免疫細胞内に存在するカテリシジン(Cathelicidin)。 バクテリア感染に対して鍵となる役割を果たし、最前線で侵入を防御する能力を持つヒトの 抗微生物ペプチド(antimicrobial peptides)で、 省略語ではCAMP(Cathelicidin antimicrobial peptides)と呼ばれています。 カテリシジン(Cathelicidin)は当初、白血球の好中球(neutrophils)より分離されましたが 以後多数の細胞より発見されています。 たとえばバクテリア、ウィルス、カビ、ビタミンDホルモン様活性化物質の125-dihydroxyvitaminD などに活性化された上皮系細胞(エピセリウム細胞:epithelial cells)や マクロファージ(貪食細胞:macrophages)のリソゾーム(lysosomes:細胞内小...
糖尿病のニュースと解説

医療新時代を開くナイアシン(NAD+ NMN)その5: 慶応大学医学部先端科学研究所の 若返り最先端医療情報
慶応大学医学部先端科学研究所の 若返り最先端医療情報

1. BS-TBSが報道した「若返り医療最前線」 9月2日のBS-TBSで放映された科学ミステリー「若返り医療最前線」は いくつかの例外を除けば先端的かつ公平な姿勢の健康長寿情報番組。 イントロダクションで島津製作所の田中耕一博士がアルツハイマー、認知症を わずかな血液で簡単に検知できる最新システムを紹介し、先端医学情報番組を演出。 女優の真矢ミキさんが山形県鶴岡市の慶応大学医学部先端科学研究所を訪れ コーディネーターとなった富田勝教授が健康長寿の最先端研究を明かす演出でした。 また「百寿者総合研究センター」の広瀬信義特別招聘教授の現場取材を 紹介。 広瀬教授は2018年には7万人にせまる百寿者(センテナリアン:100歳以上)と 10,000人が目前となった超百寿者(スーパーセンテナリアン:105歳以上)の 実態調査がライフワーク。 約800人をターゲットに疫学的分析により長寿の秘密を探る取材をしています。 慶応大学医学部先端科学研究所の研究ターゲットは予防医療が主というスタンス。 来年末には100才以上の高齢者が10万人超えとなる高齢者社会には 天井知らずの医療保険財政支出に歯止めを...
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医療新時代を開くナイアシン(NAD+ NMN)その4: ナイアシンとサーチュインがコラボする体内時計正常化
ナイアシンとサーチュインがコラボする体内時計正常化

1. 規則正しい生活リズムが作る明晰な頭脳と健康な体 今では一部かもしれませんが、半世紀前はどこの学校や家庭でも 「規則正しい生活リズムを持ちましょう」と教えていたそうです。 これは毎日、(出来得る限り)同じ時間に食事、就寝、起床、運動、勉強などを 実行することを薦めたもの。 「規則正しい生活リズム」が病気に強い健康な体、明晰(めいせき)な 頭脳を作ることは、古くから疫学的、体験的に知られていた体内時計の効能です。 体内時計周期(サーカディアン・リズム)の不調は不眠、鬱(うつ)などの 神経疾患、肥満、生活習慣病、癌の発症まで引き起こすと診られていましたが その仕組解明は困難な作業でした。 2. 体内時計(biological clock)を分子レベルで解明 約15年前にこの難関を突破したのが現ロックフェラー大学の ヤング博士(Michael W. Young)ら。 ヤング博士らは体内時計を機能させる遺伝子(Period:per)のクローニングに 初めて成功し、分子レベルの作用機序解明、下記論文を発表しました(動物実験)。 「Molecular genetics of a biologi...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

医療新時代を開くNAD+ NMNその2 「脳神経変性疾患(パーキンソン病など)の損傷した脳細胞回復に NAD+ NMNが効果的」
「脳神経変性疾患(パーキンソン病など)の損傷した脳細胞回復に NAD+ NMNが効果的」

1. パーキンソン病治療とiPS細胞 7月末(2018年)にパーキンソン病(Parkinson's disease)で冒された脳神経細胞を iPS細胞で再生する治療法の治験開始が報道されました。 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経伝達物質(ドーパミン)を産生する 神経細胞を作り、パーキンソン病患者に移植する計画を推進しているのは 山中伸弥博士グループの高橋淳京都大教授ら。 この度世界初の治験計画にゴーサインがでたそうです。 パーキンソン病は遺伝要因と環境、食生活など外来要因が複雑に絡み合うといわれる難病。 発症、原因のパターンがいろいろあるようですから、脳神経細胞衰弱の本当の根本を発見し、 根から絶たねば全面解決はできないでしょう 根本原因究明には患者由来のiPS細胞を作り、ドーパミン産生ニューロンに分化させ、 病態の再現が理想的。 これにより薬剤の効果・毒性評価を含めて大きな進展が期待できるといわれてきました。 今回はこの困難な患者由来のiPS細胞作成ではなく、着手しやすい他人細胞でiPS細胞を作り、 治験を進めるということだそうです。 iPS細胞が再生医療に役立つには、最低でも...
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細胞老化と癌(その16): サーチュイン活性化物質スタック(STAC s)の発見

テロメア―とスタックとは エイジング(老化)と癌予防、治療は細胞染色体のテロメアと、酵素テロメラーゼのメカニズムを 追求せずには不可能といわれる時代になりましたが、近年になり研究はさらに進化しています。 テロメラーゼのメカニズムを(一部)解明し、テロメアの短縮(加齢などによる寿命の短縮)を 阻止することにより長寿の達成に道を開いたのはハーバード大学、MIT大学の研究者ら. テロメラーゼをコントロールする物質を発見し、サーチュインと名付けましたが、 テロメラーゼを活性化する物質として選ばれ、実験に使用されたのはレスベラトロールでした。 数多の物質から最大の効果が得られるとして選ばれたレスベラトロールだけですが、 スタック(STACs)と呼ばれるようになったサーチュイン活性化物質は、ブドウ・レスベラトロールを 基に実験用の合成化合物が作られました。 1. サーチュイン活性化物質スタック(STACs)の発見 テロメラーゼの活性化に寄与するサーチュイン活性化物質 (sirtuin activating compound:STACs)はバイオモル社のホーウィッツ博士と ハーバード大学教授の生化学...
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内閣府が特定食品企業の「お先棒担ぎ?」 明治製菓の「脳の若さが蘇る」チョコレート騒動

1. 内閣府が管轄下プロジェクトの研究を発表1年後に撤回 2018年3月9日の日経朝刊は内閣府の主要政策の一つ「*ImPACT」が 昨年1月に明治製菓と共同発表した内容を撤回したと伝えました。 撤回された内容は「カカオが多いブラック・チョコレートで脳が若返るだろう」 実験手法などに問題がある未熟な内容のまま発表してしまったことを認めたもの。 *ImPACT(Impulsing paradigm change through disruptive technologies program) ImPACTは総額550億円を計上している内閣府の「革新的研究開発推進プログラム」 現在16のプログラムが進行中で、それぞれにプログラム・マネージャーを置き 全面的な権限を与えていることが特徴的。 発表が撤回されたテーマはNTTデータ経営研究所の山川義徳氏が プログラム・マネージャーを務める「認知症などの脳研究」の一環。 明治製菓との共同研究の成果で 「高カカオチョコレートの摂取前後で、*GM-BHQ(大脳皮質の量)が有意に増加した」 と発表したもの。 *GM-BHQのGMはGray Matterの略...