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感染症の海外ニュースと解説

ワクチン接種者の再感染がインド株(デルタ株)感染爆発を後押し

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情報記事では、より詳細な情報を欲しい方が検索しやすいように出来得る限りキーワードの外来固有名詞の原語を添付しています。

 

1. ワクチン接種者がインド株(デルタ株)感染爆発を後押し

新型コロナウィルス感染が再爆発し、2週間足らずで感染者が一日10万人と倍増したアメリカは、感染者が多いフロリダやニューオーリンズ、テネシーなど南部州が、ワクチン後進州だからと解説していますが、それだけではないでしょう。
というより、ワクチン接種済者の再感染が爆発的感染拡大を促進するとの懸念が現実化していると見る人が多くなっています。
 
7月に話題となり、8月の爆発的感染者増で信憑性(しんぴょうせい)が増したのは「ワクチン接種済み者が再感染し新株ウィルスをまき散らしている」との論文。
 
接種の勧誘文句で一番多いのが「感染する確率は未接種者と同じでも重症化率と死亡率がはるかに低くなる」ですが、注目されているのはワクチンを2回接種済みに関わらず、デルタなど新株に感染した人々が、軽症ゆえに三密を軽視。
今回の再爆発の原因となっているだろうこと。
 
感染した場合、体内ウィルス増殖数は接種者も未接種者も同量ということはすでに明らかにされており、現行ワクチンがインド株、ペルー株、ブラジル株など逃避型ウィルス血統には効果が薄いことも知られています。
 
ワクチン接種済み者は新株に感染しても軽症ゆえに、三密に突入してワクチンをまき散らす。
恐ろしいのは、ウィルスは抗体が強くなればなるほど、さらなる変異をしますから、まき散らされる新株が、次の段階でさらに強力な耐性ウィルスになる可能性です。
当然ながら時間が経過すればするほど、この傾向が強くなり、60%近い接種率を、誇る米国ゆえに、他国より新規感染者が倍々になるスピードが速くなります。

 

2. ワクチン接種によって出現する耐性ウィルス

世界がショックを受けた「ワクチン接種によって出現する耐性ウィルス」の論文は、オールトリアのサイモン・レッラ博士(Simon Rella)らが口火を切りました。
オーストリア科学技術研究所(Institute of Science and Technology Austria)が、Nature Scientific Reportsに発表したのは
「サーズ2ウィルス感染率とワクチン接種率がワクチン耐性株の出現を左右する」
「Rates of SARS-CoV-2 transmission and vaccination impactthe fate of vaccine-resistant strains」

感染力がこれまでの3倍とも5倍とも言われるデルタ株+により加速した感染者増は制御不能なほどの速度。
論文を発表した研究者らは、通常は害の薄い変異が多いウィルスも、現在のスピードでワクチン接種が続けば、困窮したウィルスは、より進化した抗体逃避能力(耐性)を備え、とんでもなく感染力が強力な新株ウィルスが出現する恐れがあると懸念しています。
*欧米人の遺伝子には南ア(ベータ株)やブラジル(ガンマ株)血統に含まれる抗体逃避変異ウィルスN501Y 、E484Kがさらに強力だろうと研究中だそうです。
 
この論文を受けてフランスのパスツール研究所ウィルス学部のオリヴィエー・シュワルツ博士(Dr. Olivier Schwartz)らがNature誌に発表した論文はさらにインパクトが強いものでした。
「Reduced sensitivity of SARS-CoV-2 variant Delta to antibody neutralization」
「ワクチン接種により、SARS-CoV-2の変異株(デルタ株)が抗体中和に対して感受性を低下させる」
この論文はニューヨークタイムスでも紹介されて一般市民にも関心が広まりました。
ワクチンを接種すればするほど、強力な変異種が次々に生まれて蔓延するとは誰にとっても驚きでしょう。

7月8日にはCDC(米疾病予防センター)がこれまでのワクチン・オールマイティーとは方向性が異なるトーンダウンした発表をしています。
「SARS-COV-2の感染率とワクチン接種が、ワクチン耐性株の運命に影響を与える」
CDCの所長にはマサチューセッツ総合病院感染症責任者でハーバード大学医学部教授のロシェル・ワレンスキー博士(Dr. Rochelle P. Walensky,mis)が1月より新たに就任しています。

長寿社会の勝ち組になるには(その44) ​COVID-19:マサチューセッツ総合病院が窒素ガス治療の治験

「COVID-19:マサチューセッツ総合病院が窒素ガス治療の治験」

CDCのスタンスはパンデミック当初から「新ウィルスには治療薬もワクチンもありません」
現在はワクチンが完成したかに見えますが、実態は緊急承認で試運転中と指摘し結局は初心に戻り、三密の回避と免疫力の強化推奨になりました。

 

3. ワクチンでは制御できない新血統ウィルス(デルタ株、ラムダ株)の感染爆発

アメリカやフランスは国民にワクチンを強制する策を考えているようです。
ワクチンによって出現する耐性ウィルス問題が表面化すればこの策は代わるかもしれませんが、ワクチンは安全性も効果も、民族それぞれ、人それぞれ。
政権や行政が強制するものではありません。
特に、最近はインド株血統(デルタ株)やペルー株血統(ラムダ株)、ブラジル株(ガンマ株)血統など抗体逃避型血統が各国で感染爆発し現行ワクチンの効果や効果持続性に疑義があり現行ワクチン接種の促進がどこまで必要なのか議論が必要です。

日本の場合、現在のワクチンは一部を除きファイザー社からの輸入ワクチン。
他の先進国と同じワクチンを同じ量で接種していますから日本人の接種による副作用や犠牲者に、他国と異なる様々な症状があっても不思議はありません。
データが少なく、推定でしかありませんが、周辺を見渡すと、日本人にはこれまでの諸ワクチンとは大きく異なる、非常に強い反応(副作用や後遺症)が生じているようです。
遺伝子と同時に接種量との関係も疑う必要があると考えています。
 
ワクチンは相手を選びます。個人差が大きいワクチンの効果と副作用。
一律に接種するものではありません。
現在のように将来の安全性が未明の緊急承認ワクチンは、特に慎重に接種を進めるべきでしょう。

忘れてならないのはSARS-CoV-2がコロナウィルスによる劇症肺炎であること。
呼吸困難、高熱症状が続き、血栓による心不全、心筋炎、脳卒中により急死を招く厄介なウィルスです。

若者を誤解させるマスコミのCOVID-19報道 若者は治療に使用される劇薬を知らない サイトカインストーム

「若者は治療に使用される劇薬を知らない」
*サイトカイン ストームの解説があります。

現在のワクチンの副作用(副反応?)による急死は*サイトカイン・ストームが多いですが、感染したと同様な症状で接種後急死するケースは人工的に作られたコロナ・スパイクのタンパク質によるものでしょう。

 

4. 金の卵を産む鶏を作ったビオンテック社とファイザー社

ファイザー社が販売するワクチンの基本技術を開発したビオンテック社。売り上げが2兆円を超えたそうです。
ワクチン開発は長期の時間と膨大な資金が必要な事業。
規模の大きい製薬会社は参入したがりません。
ベンチャーが開発した技術を買収するビジネスモデルでワクチン事業を成功させてきたファイザー社ですが、収益性に関してはそれほどでも無かったでしょう。
ところが未曽有の規模で拡大し、世界中が同時にワクチンを必要とするCOVID-19は、これまでに経験がない千載一遇のチャンス。
経験を生かして金の卵を産む鶏を作り上げましたが、独り勝ちしてからはワクチン製造に格別に慎重だった企業行動が変化したようです。
無差別の対象に多量の接種量が推奨され、それをバイデン大統領が後押ししています。
児童にまで対象を拡げ、半年ごとの接種の必要性に言及していますがファイザー社が推奨している3回接種(ブースターショット)に関しては人事権を持つバイデン大統領に従順なFDA、CDCも、
「必要ない(7月8日)」と抵抗しています。
 
ファイザー社のワクチンは近いうちに(2021年8-9月)、懸案の米国の食品医薬品局(FDA)の正式承認を得る資料を提出予定(?)ということですが、接種済み数が二ケタの億を超えたとはいえ、超特急による大量接種で、まだ1年間の実績。
先の安全性をどのように証明するのか不明です。
FDAがどのような形で承認するのか推測もできませんが、おそらく条件付きになるのでしょう。

 

5. 現行ワクチンはインド株、インド株+に効果があるか

当初の武漢株、南アフリカ株、イギリス株には現在のワクチンが効果ありと言われていますが、各国を席巻しているインド株、インド株+に効果が有るかどうかは未明です。
効果は民族や人それぞれで異なるでしょうが、ファイザーなどメーカー発の調査報告を除くと、新血統ウィルスには効果が薄いという研究が多く、新しいワクチンが必要かもしれません。
新型のデルタ株やラムダ株に対応するワクチンを製造することは難しくなく、すでにファイザー社、モデルナ社では治験に入っているといわれます。
ただし、両社には在庫や現在生産中のワクチンがありますから、当分は大量投与を推奨して新株に対応するでしょう。

 

6. ワクチン接種を熟考すべき高齢者と児童

日本、英国、アメリカがSARS-CoV-2新規感染でオーバーシュート(爆発)をおこしているのは新型のデルタ株、デルタ株+。
このウィルスは「抗体逃避ウィルス」またはワクチン接種後に感染したケースでは「ブレーク・スルー・ウィルス:breakthrough infections」などと呼ばれる、抗体をすり抜けるべく変異したウィルスの血統。
国立アレルギー、感染症センター(the National Institute of Allergy and Infectious)のファウチ所長
(Dr. Anthony Stephen Fauci)はファイザー、モデルナ、J&Jのワクチンは爆発している新株に効果ありと、メーカーやCDCを代弁する発言をしていますが、デルタ株、デルタ株+血統の予防能力を信じる学者は少ないと言われます。
 
現行ワクチンは日本都市部の新規感染の9割を占めるデルタ株、デルタ株+には効果が薄い、または免疫持続性が薄いと言われます。
ワクチンの副作用を防ぐためには、脳卒中、心筋梗塞、心不全などの疾患を経験している高齢者や、児童に接種することは避けるべきという見解が有力です。
ワクチン・メーカーやファウチ所長の主張、日本政府、アメリカ政府の政策とは真逆ですが、第2項の7月に発表された有力な論文が、8月になり日本でも注目されています。

 

7. ウィルスは哺乳類の細胞内で変異する

人体に入りこんだウィルスは様々な変異をすることが知られています。
ウィルスの進化(変異)はウィルスが生存するためです。
リアソートメントウィルス(遺伝子再集合)とコロナウィルス

インフルエンザウィルス変異の常識は変化します :リアソータントウィルスとは
1.リアソータントウィルス(reassortant viruses)とは リアソータントウィルスと呼ばれるのは、哺乳類の体内に複数の型のウィルスが入り、 合体して混血になることを指します。 インフルエンザウィルス球形表面のスパイク(突起)群

2021年1月までに、新型コロナウイルスの30万もの変異が同定されバンクのGISAID(Global Initiative on Sharing All Influenza Data)に登録されているそうですが、世界の感染者が2億人を超え、様々な変異ウィルスをまき散らしている近々のデータ数は倍増以上でしょう。
変異を続けるウィルスは強力なワクチンが出現すれば逃避の工夫で変異してヒト細胞に入りこみます。この変異ウィルスが他に転移すれば、感染力の強いウィルスとして広まり続けます。
この現象の危険性を数値で予測している研究が急加速しているデルタ株と共に注目されています。

 

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