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シトルリンのニュースと解説

シトルリンのニュースと解説

NewシトルリンZ Hybrid Premiumとは

リニューアルされたシトルリンZは1粒あたりシトルリン40mg、ビタミンC50mgを増量しています。シトルリンやジンクは安全性確保が難しい物質ですが、発売以来20年間の多数の実需から得た、効果と安全性のデータに従い、現段階で可能な最大(総量472mg)まで増量したのが今回のリニューアルです。 アルギニン(アミノ酸)体内生成の前駆体としてのシトルリンの役割は脳視神経、心臓血管の健康に重要なものです。血流、血圧のコントロールには血管外皮平滑筋の弛緩が重要な役割を果たします。シトルリンはED治療にも使用されるために過剰摂取される方が絶えませんが、継続的な過剰摂取は腎臓障害ばかりか、自然に備わるアルギニンの体内生成機能が退化するリスクが大きくなります。シトルリンはあくまでも補酵素。過剰に摂取してもブースト(効果を増大)させる食材を摂取していなければ無駄になるだけです。過剰摂取を避け、最小で最大の効果を上げるために補酵素の役割を果たす亜鉛(Zinc:Zn)を当初から加えていますが、ジンクもセックスミネラルとばかり過剰摂取のケースが増えています。ジンクはSARS-CoV-2の治療にも使用されています...
糖尿病のニュースと解説

一酸化窒素合成(NO)とサイクリックジーエムピー(GMP)の産生

文中のL-が無いシトルリンもすべてL-シトルリンのことです.ブドウ・レスベラトロールとL-シトルリンのコラボレーション1. 一酸化窒素(NO)と血管平滑筋の弛緩(シトルリンとブドウ・レスベラトロールの役割)体内に推定10万㎞もの長さで張り巡らされる血管を若々しく、しなやかにして血流を増大する最大の重要物質は一酸化窒素(NO)です。一酸化窒素は血管平滑筋を弛緩させるシグナル(情報)伝達物質のサイクリック・ジーエムピー(cGMP:環状グアノシン一燐酸)を活性化させることにより動脈硬化を防ぎ、心臓血管病や腎臓疾患、EDの予防、治療に主要な役割を果たします。一酸化窒素(NO)を化学的に合成する劇薬のニトログリセリンが心筋梗塞など血管内皮の一酸化窒素合成酵素を活性化させ、血管が梗塞した時に救急薬となるのは血管弛緩作用があるからです。この一連の作用機序にL-シトルリンとブドウ・レスベラトロールのコラボレーションが関わります。ノギボタニカルでは一酸化窒素(nitro oxygen:NO)の合成に関与するL-シトルリンとブドウ・レスベラトロールの役割解説を自動車のエンジンに例えています。シトルリンは燃...
糖尿病のニュースと解説

サプリメントの危険性は薬用ハーブの過剰摂食量

長寿社会の勝ち組となるには(その1):健康オタクが癌になり、認知症を防げないなぜ: サプリメントの危険性は薬用ハーブと過剰な摂食量健康に関心が高く、食生活に配慮し、サプリメントも研究し尽くしている人が認知症、突然の癌や脳卒中、心筋梗塞に襲われることが珍しくありません。これらの病は急性ではありませんから、永年の「健康オタク自認生活」のどこかに盲点、重大な欠陥があるはずです。チェック項目は多々ありますが、代表的な一つが「サプリメント」当然ながら化学合成素材は要注意ですが、天然だから、食材だから安全なわけではありません。食材としての歴史が永いものは長期摂食の安全性が高いといえますが長期間摂食するサプリメントで最も重要なのは食事並の摂食量に限ることです。ビタミン、ミネラル、アミノ酸などはバイオ技術による化学合成で非常に安価に得ることができます。メーカーは含有量を増やしてもコストに大きな影響はありませんから、大衆受けする即効性を期待して大容量にしてしまいます。有効成分は少量の単体では十分な能力発揮できませんが、自然に近い配合を工夫すれば食事分量程度でも高い効果が得られます。-------「必須酵...
糖尿病のニュースと解説

アジアの瓜(うり)食文化: ウリ科の強精強壮成分シトルリンで酷暑を凌ぐアジア人の知恵

瓜類で最大の大きさのスイカも、極小の小玉がますます増えていますが摂食必要量を満たしません.強い体作りのためには伝統的な大玉がお奨め.1.強壮効果のある夏の健康野菜は瓜類ウリ類はスイカを筆頭にシトルリン(Citrulline)、テルぺノイド、ビタミン、ミネラル、繊維質が豊富な、図抜けた健康食品。アジア、中東、南北アメリカ、地中海沿岸部など熱帯、亜熱帯諸国ではスイカを含めた瓜類の消費量が日本をはるかに超えています。日本の温帯地域は5‐6月が瓜(ウリ:gourd)の旬。各地方、各地域によって多様な瓜類を様々な呼び名で楽しみますが漬物が多く、消費量は多くありません。瓜類(gourd)は身近な野菜ですが、カボチャとズッキーニ、夕顔と干瓢が同じものだと知る人は少ないでしょう.果実野菜、果物として身近なスイカ、メロン、キュウリ、ゴーヤ、カボチャ、ズッキーニ、冬瓜(とうがん)、夕顔(カンピョウ)、ヘチマ、瓢箪(ひょうたん)はどれもが近い親戚.緑黄野菜として高血糖を防ぎ、強壮の栄養価が高いことで知られます。2.シトルリン(Citrulline)の含有量と健康効果は比例しないシトルリンはスイカの含有量が最...
糖尿病のニュースと解説

一酸化窒素合成を促すシトルリンとは不思議なミネラル

シトルリンはたんぱく質を構成するアミノ酸と同様な成分で(遊離アミノ酸)、窒素を 合成し人体の生命維持活動に関わっている重要な成分。自然界ではスイカ、ニガウリなどに含有する成分として知られています。シトルリンは人体では、たんぱく質が作り出した窒素やアンモニアを基に、絶え間なく体内合成されていますが、体内で合成されたシトルリンは複雑な回路を経て、窒素やアンモニアを再生します。この合成、再生過程でアルギニン、オルニチン、アスパラギン酸、尿酸、グルタミン酸などを合成しますが、窒素、アンモニアを再生する機能が、生命維持、健康維持に重要な働きとなります。NO(一酸化窒素)合成を促すシトルリンとは:1.  シトルリンの摂食量シトルリンは単体で多量に摂食しても効果はありません。2001年にノギボタニカルが発売した日本初のCoQ10はまたたくまに日本中に広まりましたが、全ての消費者が正しい摂食をしているとはいえませんでした。CoQ10もシトルリンも、その機能は栄養素、酵素など他の物質とともに、協働して活性化するものです。協働物質が不足していれば活性を失い、効果が激減します。また、安全だからと摂食量を安易...
糖尿病のニュースと解説

スイカのシトルリンとバイアグラ効果: 7月4日はテキサス州の「スイカの日」

7月4日は米国の独立記念日(Independence Day)ですが、米国では南部、西部を中心に「スイカ・ゲーム」「スイカ・パンチ」「スイカ・サラダ」など西瓜(すいか)が祭りの主役となります。スイカの大生産地、テキサス州からはスイカとシトルリンの興味深いニュースが発信され、毎年の盛り上がりに花を添えています。生鮮スイカはシトルリンが豊富ですが、特に外皮(ラインド:rind)まで食すれば、シトルリンの保健効果、強精、強壮効果が倍増するという研究です。日本では外皮部分を漬物などで食用とする方法がありますから試してみてはいかがでしょう。テキサス農業大学(the Texas A&M University)農芸化学部では赤身にもシトルリンを豊富にする品種の開発が進んでいるようです。日本では赤みの多い小型スイカ(写真上)が一番人気.住環境によるのでしょうが出来るだけ白い部分(英語ではrind)の多い大型を選んで食べましょう。甘味はありませんが、白い部分(ラインド)には重要成分のシトルリンが豊富.果実を楽しんだ後は漬物、煮物などにすれば、とても美味.*シトルリンは有用なアミノ酸ですが合成アミノ酸によ...
健康と食品の解説

シトルリンここのつ(9)の何故? Q&A

瓜(うり)類はシトルリンが豊富1.窒素合成に関わるシトルリンとレスベラトロールは何処が異なるのでしょうか?シトルリンはアミノ酸の一種として窒素を合成する場合は、その原料となります。またレスベラトロールが窒素合成に関わる場合は、窒素を合成する酵素を活性化させる、間接的な物質となります。窒素合成に関わることでは同じですが、作用は全く異なります。自動車に例えればシトルリンがガソリン、レスベラトロールは電気といえます。シトルリンが動力燃料、レスベラトロールはセルモーター、ウィンドウ、ワイパーなどを動かし、シリンダーをスパークさせる電気です。レスベラトロールは電気同様に、体の色々な部分で、多様な働きをします。2. L-シトルリンとシトルリンは異なるのですか?:Lシトルリンがあたりまえです。ノギのシトルリンはL-シトルリンです。当然のこととして省略しているだけです。シトルリンのようなアミノ酸類や糖類には分子構造が非対称な、鏡に映したような(鏡像)関係にあるL-体、D-体と呼んでいる2体の異なった分子(異性体)が存在します。天然のアミノ酸類はL-体のみ(例L-シトルリン、L-アルギニン)。DNAとタ...
健康と食品の解説

スイカのL-シトルリンがアスリートの筋肉痛を和らげる」 Watermelon juice relieves post-exercise muscle soreness

日本では野菜、果実栽培の工場化を目指しての動きが広がっています。経済効果が最優先されるからですが栄養面、安全面の配慮に対する情報はあまりありません。そんな風潮を良しとしない研究者がスペインのエンカルナ・アグアヨ(Encarna Aguayo)カタルヘナ工業大学助教授.文中のL-が無いシトルリンもすべてL-シトルリンのことです.1.世界で問われる農産物の工業化と工場化の是否ことところTPP対策として野菜など農産物を工場化するのが流行ですが、生産の集約は当然としても工業化には消費者に説明していない欠点が多々あります。日本では美味しさの追求、病害虫対策、歩留まり重視の生産性向上などを目的とした工業化農産の研究が盛んですが、食品としての農産物に最も必要なのは栄養と安全。食材は接着剤などの工業原料とは異なります。畜産用の飼料でさえ間接的に人体に影響を及ぼします。2.欧米の食品科学者は農産物の栄養素確保と安全性確保の重要性に注目品種改良、遺伝子組み換え、ハウス栽培、無農薬、無化学肥料の有機栽培、水耕栽培などは栄養面、安全面で未知、未明が多々ありますが、公開情報が不足しているのが現状。検証途上または...
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L-シトルリンが乳酸を減少させ筋肉疲労を回復させる

文中のL-が無いシトルリンもすべてL-シトルリンのことです.1. L-シトルリンの筋肉疲労回復効果の実験欧米では、シトルリンが筋肉を酷使するアスリートに愛用されていますが、その歴史は比較的新しいものです。シトルリンは心臓、脳、気管支など血管に関わる疾病や、性機能の改善が期待できます。その作用機序解明は、窒素による血管拡張のメカニズム発見により説明されていますが、筋肉エネルギーに関する作用機序解明は不明でした。その糸口が見出されたのは2002年ごろからです。シトルリンの筋肉エネルギーに関する作用機序解明の論文はアメリカばかりでなく、イタリア、フランス、ドイツなどに多いようです。筋肉疲労を訴える人を対象にシトルリンの筋肉回復効果を測定した実験がフランスにあります。フランスでの実験は磁気共鳴装置(P-Magnetic Resonance Spectroscopy (MRS)を使用し、この種の実験の定番である、指の屈伸時(深指屈筋:musculus flexor digitorum profundus)の代謝を測定しました。測定されたデータはニューメソッド・リサーチ社(New Methods ...