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しらす・さぶろうの日本人がんばれ!観光立国編

第五十〇話:「驚くべき東京スカイツリーの高額入場料」

 

(写真上)クアラルンプール(マレーシア)の
KLタワー421m(Menara Kuala Lumpur:展望台282m:1996年完成).
何故かいきなりの大幅値上げで欧米人に評判が悪いが、それでも入場料は1200円くらい。
ランドマークのペトロナス・タワー(452m)の展望台(下記に写真)は160mだが無料。
街の展望ならばこれで十分.

東京スカイツリーが来週の22日(2012年5月)に開業する。
経済効果も高く、政治、経済に閉塞感を感じている都民や観光客に明るい話題として待望の施設。
どこの国でも市街を展望できる高所は観光客の人気スポット。

ところが驚いたのは展望塔への入場料。聞いて驚かなかった人はいるのだろうか。
一時間かからない電波塔見学が一人3500円。高齢者や家族割引は無い。
家族四人で入場料金は1万円を超える。
世界一といっても過言でない高い交通費を加え、水族館や食事代を加えれば合計いくらになるのか?。

おそらく低所得層を切り捨てて企画しているのだろう。観光立国を目指す
他の地方自治体や国土交通省からクレームも出ない不思議。
バブル最盛の発展途上国の料金を参考にし、物価水準で修正したのだろうが、
先進日本にバブルの彼らと一線を画した独自の思想がないとは悲しい。
営業収入ならば電鉄、水族館、付帯の商業施設群が期待できる。
近隣への経済効果も十分。
半公共性のある電波塔は目玉施設として無料としてもらいたいくらい。

(写真上)商業施設は観光客向けの店舗と地元住民向け店舗がミックスされている。

新電波塔の展望台入場料で営利を図るのは許認可事業である電波事業者と交通事業者。
彼らの社会的責任は格別に大きい。
当初収入は電波塔使用料を除いて年間100億円を超えるだろう。
建造費回収とメンテナンス費用にしては多すぎる、高すぎる。
株主とはいえバカ騒ぎでそれを宣伝し、展望台入場を煽るテレビ局。
初期投資5000億円以上のディズニーランドとは異なり新電波塔は400億円程度の建造費。
総事業費も電波塔だけならば650億円くらいだろう。

5000円‐6000円前後の入場料で終日遊べるディズニーランドに比べ電波塔は展望台だけで一人3000円。
所得格差が拡がり、急増する年収2-3百万円層の家庭への配慮など微塵も感じられない。
「貧乏人は昇るな」では子供がかわいそう。普段は弱者の味方を装っているテレビ局だけに空しい。
優しさのない行政と企業が営利優先で突っ走る銭ゲバ思想の典型。
(?ディズニーランドは民間企業とはいえ、転用を禁じられていた浦安公共埋立地を宅地にして転売。
資金的行きづまりを打開した過去がある。公共的義務がある程度は?)

(スカイ・ツリー)

一昔前は所得階層によって情報量が極端に異なっていた。
低所得層は知らないでよいことまで知ることはなかったが、現在は世界へ瞬時に情報がいきわたる時代。
新電波塔はテレビ、新聞、雑誌などメディアが大騒ぎ。
学校の子供たち間では「もう行った?」という話題で盛り上がる。
日本は「貧乏人は麦を食え」という頃に戻っているのかもしれない。

634mのスカイツリーの展望台は高いところで450m。
見晴らし透明度は季節とお天気次第だが、予約ならば天気は選べない。
展望高度が高すぎるゆえの欠点が話題とならないが、街は観難いし、
雲の上や透明度数キロ程度の天候では高い意味がない。
条件の良い日に巡り会う人はラッキーといえるほどチャンスが少ないだろう。

高層ビルに高度で負けるパリのエッフェル塔(最上階展望台で276m)やマンハッタンの
自由の女神(展望台は約34m)はいまだに人気が高い。
高さで競うのではなく歴史、環境、フォルムで独自の魅力を持っている。
週末、祭日はチケット購入の行列を嫌う人の予約が多いが、高さが適度だから、
予約が見晴らしの悪い日にめぐり合っても何とか納得できる展望。
シニア割引、家族割引もあり国民と観光客に優しい。

しらすはスカイツリー展望台に行くつもりはない。
羽田発着の航空機でこれ以上高い場所から首都を見ることもできる。
高いところからの展望ならば無料の都庁や各地の高層ビルがお奨め。
市街地展望は高度200m位がちょうどよい。
300mから500mの高層ビルが珍しくなくなった世界では市街見物ならばビルからで十分。
フォルムを楽しむならば遠くから見れば無料。
デザイナーは独自性を色々こじつけるが電波タワーのデザインは大体こんなもの。
しらすにはトルコなどの尖塔(ミナレット)の延長線にしか映らない。

(写真上:ペトロナス・タワー(452m)。一つしか見えないが塔はツイン.

高層建造物の基本技術も他産業と同様に先進の米国からを主とした輸入技術。
パーツ製造や工夫には先端の見るべきものが沢山あるだろうが、
基本設計で先進した国から見れば、日本が自慢するほど評価は高くない。

アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど先進国は建造物で高さを競う実力は十分持っている。
特にアメリカは90年も前に400メートルを超えるエムパイアステートビルディング、
40年前にはシカゴに450メートルを超えるジョン・ハンコック・センター、次いで500メートルを超えるシアーズタワーを建築している。
先進の彼らがドバイ、トロント、上海、台北と高さを競わない理由を考えてみたい。

(写真上:ペトロナス・タワー)

日本が先進国と自認するのなら、なぜアラブ諸国や中国、韓国、台湾、カナダなど
発展途上国と自慢にもならない高さを競うのか?
建造物の高さを競うのは基本技術を持つ先進国への劣等感の表れ。

日本が観光立国に躍起となるならば、まず足元を固める必要がある。
所得格差が広がろうとも、経済的、精神的に国民のだれもが楽しめる環境づくりが先。
持てる者と持たざる者の融合。互いのいたわりが必須。
経済的に住みにくく、国民が愛さない国は観光客も楽しめない。

先進諸国の経済的行きづまりから、海外諸国の日本への関心が戻りつつあるような気がするが、
今回のバカ騒ぎと高額入場料をどう評価するだろう。
(2012/05/15に書かれた記事の復刻版)

しらす・さぶろう

 

 

 

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