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癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

長寿社会の勝ち組になるには(その20) :キノコでガンは治せない(その1) キノコ薬学のオピニオンリーダー、池川哲郎博士の本音は食用キノコの摂取

 

1. キノコにガン撲滅の効能があるのか

キノコのガン撲滅の効能はいまだに確認できていません。
代替医療がブームだった2000年前後は多くの専門診療所が開業しましたが
この時期にはサプリメントの製造や輸入にも多種、多数の企業が参入しました。
この頃注目を浴びた素材が抗がん作用があるといわれたキノコ。
様々な解説本が書店に並び、「ガンはアガリクスが治す」「メシマコブでガンが消滅」など
過激なタイトルで世間を賑わせていました。

その後17年。いまだに抗がん作用の機序が明らかにならず、臨床例でも西洋医学に頼らずに
ガンが完治した実例は報告されていませんが、キノコが優れた健康食品であり、条件を満たせば、
がんの予防や延命効果に役立つことの完全否定もされていません。
その根拠には国立がんセンター研究所で30年間以上キノコに特化した研究をされた
池川哲郎博士の識見と、公平なキノコの薬効評価があるからともいえるでしょう。

池川哲郎博士は1957年に東京大学医学部薬学科卒業。
(財)微生物化学研究所を経て65年から国立がんセンター研究所化学療法部で
キノコの抗がん活性の研究を長く続けられました。
この頃に、今につながるキノコ由来の抗がん剤レンチナン、クレスチンを開発しています。

 

2. キノコには免疫賦活性物質(BRM)がある

キノコの抗がん性がマスコミでもてはやされた頃に博士は金沢大学で教職に就いていました。
そのころ金沢で開かれた第1回日本代替医療学会で講演をしましたが、
理解し易く砕かれた内容には、まさに、今に続くキノコの健康効果の真実が凝縮されています。

(以下最終6項まで池川哲郎博士の講演内容抜粋です)
現在わが国では癌の死亡率が3人に1人になっており、世界中の研究者、医療関係者の努力にも
かかわらず癌死は増えています。いろいろな疫学調査 によって、
癌をはじめ、脳卒中、心臓病などの循環器疾患、糖尿病などが、生活習慣としての
食生活と関係がある
ことが次第に明らかになっており、食生活の重要性が論じられるように
なってきています。
私は国立がんセンターできのこの抗癌作用について長年研究を行ってきましたが
私たちの研究は、わが国におけるBRMに関する研究の端緒になり、「BRM:免疫賦活性物質を
得ればガンに罹りにくい」という言葉に凝縮されています。

下記にはモノクロナール抗体療法の抗がん新薬の解説があります。
「長寿の酵素が癌遺伝子発現と脳血管障害を制御」

新抗がん剤開発のヒントはブドウレスベの機能解明
長寿の酵素が癌遺伝子発現と脳血管障害を制御 日本は先進国でガン発症が減少しない数少ない国。 手遅れになるまで検診を受けない国民性、発癌物質への無関心も 指摘されていますが、食生活が健康的でないことが大きな欠点です。 医食同源といわれ健康維持

 

免疫賦活性物質(BRM)といえば「野菜をたくさん食べるとガン になりにくい」
といった新聞記事をよく見かけます。
ところが皆さんは、それはビタミンをたくさん摂れるからだと考えているようです。
確かに、それも正しい見方の一つですが、ポリフェノールの抗酸化作用やウロン酸が
免疫賦活性物質として重要な働きを持っています。
*BRM:生物学的応答調節物質(免疫賦活性物質): biological response modifiers

 

3. キノコの抗がん性研究とレンチナン、プロフラミンの分離

抗がん物質としてキノコについても広く研究されるようになりました。
私たちは先ず霊芝に代表されるサルノコシカケ科のきのこを取り上げましたが、
必ずしも十分な効果を得られませんでした。
そこで食用きのこを取り上げたところ、強い活性が認められ、それらのきのこから
シイタケのレンチナンなど幾つかの抗癌多糖体や糖蛋白を分離しました。

そこでわかったことは単純多糖体は経口では効果が出なかったが、
エノキタケの子実体から分離したEA6(低分子蛋白結合多糖体)は
経口投与で有効であることを見い出すことができました。
その契機は凍結外科との併用療法の動物実験モデルをつくることでした。
同じ頃私はきのこの菌糸体を広範にスクリーニングして、経口投与で
同系腫瘍に有効な物質を探索する研究を行っていました。
そのような研究を積み重ねて、エノキタケ培養菌糸体から経口で
同系腫瘍に有効なプロフラミンを分離しました。

しかしキノコであれば、効くというものではなく、効くと喧伝されていても、
効かないものもあったわけです。
例えばアガリクス茸 (Agaricus blazei)などは国立がんセンターで
行った実験では、効きませんでした。
またそのキノコのD-グルカンの含有量を測定してみても、前述のキノコの
十分の一も含まれていませんでした。
このような実験結果は 金沢大学で行っても全く同じでした。
また最近の実験結果では、アガリクス茸を投与したマウスは、
対照群のマウスと比べて、過酸化脂質が有意に増加していることがわかってきました。
更に聞くところによると、アガリクス茸はカドミウムの含有量が多いものも
あるそうですが、このような事実から、安易に摂取を勧めるべきものでは無いと思います。
(キノコの抗がん性を旗印にした「XXXキノコがガンを壊滅」系の
健康食品を販売する業者が、池川博士の名声を利用。博士の研究ではない虚偽の内容を
解説をすることが多いといわれますから要注意)

 

4. 最強のキノコは生鮮野菜売り場で売られる食用キノコ

キノコのさまざまな研究をしてきた結果、たどり着いたのが霊芝やアガリクスではなく、
食用キノコでした。
その中でもエノキタケとブナシメジはどこにでも見られるキノコ。
その偉大な効能はデータで証明し論文で発表しています。
他のキノコでも優秀なものにマツタケもあげられますが、高価であるがゆえ、
多量に食することはおそらくできないでしょう。
食用のエノキタケやブナシメジは多量に摂取しないと効果がでにくい難点があります。
食べるというレベルでは、キノコでガンの予防をすることにつながっても、
ガンを制御するには相当量の有効成分を摂取する必要があり、
事実上不可能です。

最強の抗がん免疫賦活性物質を持つといわれる松茸の菌糸体栽培は
いまだに実現していません。

 

5. ブナシメジで実験した食生活と発癌予防の是非

ブナシメジを取り上げるときには、もう一つ別の観点に立って、
食生活と発癌予防という発想で食用きのこをとらえて、
発癌予防の実験を行いました。
先ずマウスを一群36匹にして、処置群は通常の飼料にきのこそのものの
乾燥粉末を混合してマウスを飼育し、対照群は通常の飼料で飼育し、
一週間後、全てのマウスに強力な発癌剤メチルコランスレンを注射して、
対照群とブナシメジ粉末含有餌料で飼育したマウス群の発癌を観察しました。

約一年半の観察で対照群のマウスは36匹中21匹が発癌しましたが、
きのこ投与群のマウスは36匹中わずかに3匹しか発癌しなかったのです。
このようにキノコの摂取が明らかに発癌を予防することを
証明しました。

 

6. キノコには抗酸化作用がある

さらにこの発癌予防作用は、単に免疫賦活活性によるばかりではなく、
キノコの抗酸化作用によることを明らかにしました。
即ちキノコを摂取したマウスの血漿について、対照群のそれと比較すると、
ラジカル捕捉活性が亢進 しており、また血中の過酸化脂質も
きのこの摂取によって減少することがわかりました。
このような研究結果から、キノコは癌のみならず、脳疾患や心臓病などのいわゆる
生活習慣病の予防に効果が期待されると結論することができると思います。

 

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